同じ病院内で働く看護師でも、病棟看護師、オペ看護師、外来看護師など様々な分野があります。
同じ職種でも異なる環境下で働いているため、他分野の看護師と関わる時に「そんな事もわからないの?」「なんでやってくれないの?」などイライラしたり、時には文句を言われたりして恐怖を覚えたことのある看護師さんもいるでしょうか?
看護師はそもそも気の強い人が多いですし、それぞれが責任を持って仕事をしなくてはならないので、ついつい雰囲気が悪くなってしまうこともありますよね?
なかでもオペ看護師は、特に性格が悪いなんて言われがちです。
私も病棟勤務前にオペ室経験があります。
病棟で働く同期に、オペ看護師ってなんで怖いの?って聞かれた時は、悲しかったです(泣)
確かに入職前から、オペ看護師は性格悪い人が多いなんてよく聞く話でした。
オペ看護師に申し送りするのが、嫌!!っていう看護師さんもいるのではないでしょうか。
皆さんの知ってるオペ看護師は、どんな人達ですか?
実際に、オペ看護師は性格が悪いのか?
そして、新人さんはそんなオペ看護師の先輩は怖いのか特に気になりますよね。
怖い先輩に怒られない方法も考えていきましょう!
オペ室看護師は性格悪い?本当?
それでは
- オペ看護師は性格悪い
- オペ看護師は性格悪くない
両者の意見をみてみましょう。
オペ室看護師は性格悪い意見
閉鎖的なユニット系やオペ室の看護師は、基本的に攻撃的な看護師が多い。
— 毒吐きHSP・強迫性障害野郎※元看護師である。 (@GoldenDos_Fx) September 22, 2022
オペ室もICUも経験してきたけど、9割型そんな人。しかも、継続看護が密接に関わるオペ室とユニット系は特に仲が悪いww
基本、看護師って性格が曲がりまくった人に集まりやからかなww
閉鎖的なオペ看護師は攻撃的っていう意見がありました。
偏見でしかないけど、
— 空が好き (@kin0408mk) August 17, 2020
オペ室看護師に性格まともな人っておらんの?
なんでうちの病院のオペ室にはあんな上から目線な人しかおらんの??
なんでなん??
態度デカすぎやろ。
オペ室ナースは上から目線で態度がデカい人が多い職場もあるんですね!
ほんと。オペ室の看護師性格悪いわ。
— ゆ🐰🐰 (@Llp12Lla) April 28, 2015
何があったのでしょうか?オペ室の看護師は性格悪いと言っています。
オペ室看護師は性格悪くない意見
オペ看さんの安定した信頼感、何でも解決できるそのオーラ、めちゃくちゃ安心感あるよなあ
— t6kreL (@T6kreL) June 22, 2022
オペ室看護師は安定した信頼感があって安心できるという意見です。
うちの病院はオペ看さんも優しいのが救いだ
— 髭女 (@HGJ_zako) March 14, 2024
怖いと言われるオペ看護師さえ優しい病院!
うちの病院のオペ看さん達がみーんな良い人でみーんな優しいんだけど、大学と市中ってこんなにも違うの??
— りゅー (@_ryu_116_) July 24, 2023
オペ看護師がみんないい人だけど、大学病院のオペ看護師は怖かったようです。
オペ室看護師は性格悪いと言われる理由は?
それでは、なぜオペ室看護師は性格が悪いと言われるのか?
以下の理由があげられます!
- 冷たく愛想がない
- 口調が強い
- 医師と看護師で態度を変える
- 粗探しする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
冷たく愛想がない
オペ室の看護師は基本的にマスク、キャップ、場合によってはゴーグルなど病棟看護師と比較し装備が多いですよね。
表情が見えず、目元の印象と声のトーンや口調などで人柄を判断されがちです。
オペ看護師に申し送りをする際に、送る前から威圧感を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
オペ前の病棟看護師からの引き継ぎ時などは、緊張感や責任感を感じながら対応しているため、冷たく愛想がないという印象を持たれることが多々あります。
口調が強い
病棟看護師からオペ室看護師に、手術を受けるため重要事項の申し送りをしますよね。
スムーズに申し送りがいけばいいのですが、オペ室看護師に詰められたことがある人もいるのではないでしょうか。
その際に、口調が強いと感じる人が多いようです。
「これどうなってるんですか」「あれやりましたか」「どういうことですか」なんて、まるで取り調べを受けているような感覚という友人もいました。
オペ室では時間厳守です。
限られた時間のなかで行われる申し送りでは、つい早口になったり、手術前準備がきちんと行われていないと、手術中止になることもあるため、質問攻めにしたりと威圧感を与えてしまう要因が多くあります。
医師と看護師で態度を変える
態度の豹変は看護師間でもよく聞きますね。
医師の前では愛想がよかったり、笑顔が見受けられるのに、看護師同士になるとそっけなくなったりする人も。
私の周りでも、医師のご機嫌取りは大事と言った声がよく聞かれました!
不機嫌なまま手術となると、理不尽にキレられたりしてこちらのストレスにもなりますから、一生懸命ご機嫌取りをする看護師もいます。
そんな態度を急に変えられた側からすると、理不尽になんなの?って思いますよね。
さっきまで、ニコニコだったじゃん先輩…なんて後輩同士で愚痴ったこともありました(汗)
一度そんな理不尽な現場を経験してしまうと、今後の関わり合いに影響ありますよね。
特に病棟看護師1人が、”オペ室看護師に嫌な人がいた!”なんていうと、たちまち噂は周り用注意人物認定されることもあるますから要注意です。
粗探しする
オペ室に申し送りに行くのが嫌な人も多いのではないでしょうか。
あれやったか、これやったかと、少しでも抜けがないかしつこく確認したり、聞いてきたりする看護師もいますよね。
私も、腹腔鏡下の手術前に臍掃除をしてから患者さんをオペ室に運びましたが、臍何回掃除したのか聞かれた時には、ドキッとしました…。
しっかり準備したつもりでも、改めて色々聞かれると自信なくなっちゃったりしますよね。
病棟看護師からすると、多重業務で時間に追われる中オペ出しをしているため、”早くして”と思うこともあります。
オペ看護師の怖い先輩に怒られない方法5選!
それでは、オペ看護師の怖い先輩に怒られないための方法は
- 声のトーンを意識
- 主体的に学ぶ・動く
- 時間を守る
- 医師とのコミュニケーション
- 自信を持ってはっきり話す
があげられますので、詳しく確認してみましょう!
声のトーンを意識
マスクやキャップ、ゴーグルで表情を読み取ってもらえません。
ですから先輩から指導を受けた時、”理解しました!”とポジティブにリアクションしたい時には、トーンを高めにしてみるなど工夫をしていました!
もし自分が先輩になった時に、後輩に注意や指導をしたとしましょう。
表情がよみとれはいときに、どんな、声のトーンで返答がくれば、”理解してくれたのね”と安心することができますか?
私がオペ看護師1年目の際には、声のトーンはかなり意識をしていました。
主体的に学ぶ・働く
オペ室では解剖生理、機械の名称や出し方、時間での動き方、また臨機応変な対応力が求められてきます。
手技を覚えればいいといったわけではありませんから、自主的に先輩の動きや思考回路を学んでいかなければなりません。
時には、オペ室ではゆっくり教えている時間がない時があります。
自主的に学び、そして自主的にどんどん動いていくことが大切です。
自分から動くことで、先輩も声をかけやすいはず。
病棟看護師がオペ看護師の先輩に申し送る際には、”オペ看護師が聞きたいことは一体なんなのか”をまずは理解し、申し送るといいですね。
時間を守る
手術は病棟-患者-医師やスタッフ-オペ室で連携をとりはじめて成功するものです。
そして1日に何件も手術はありますから、基本的に時間厳守です。
1つでも時間がずれてしまうと、後々影響が大きくなります。
初めのうちは、出来ることが少ないとは思いますが、だからこそ基本の時間厳守は大事にしていきましょう。
医師とのコミュニケーション
気難しい医師もいるかもしれませんが、看護師だけではなく医師ともしっかりコミュニケーションをとりましょう。
あくまでもオペ室では、看護師はサポート。
医師との連携が取れていないと仕事になりません。
また、医師とコミュニケーションをとっておくと、先輩看護師に一目置かれることもあります。
看護師だけの狭いコミュニティだけでなく、広いコミュニティを持つことで、理不尽な怒りの対象になりずらいですよ。
自信を持ってはっきり話す
オペ室には、日々色々な患者さんが手術を受けるためにやってきます。
そして、色々な科の先生が出入りをしています。
先生ごとにマイルールが異なったりするため、神経をかなり使います。
そんな神経質になっている現場では、一人一人の看護師に責任がのしかかります。
命に直結する現場ですから”なんとなく”は、許されません。
分からないものは分からない。
分かっていることは自信を持ってはっきり、伝えましょう。
“あーでもない、こうでもない”
“あれ、どうやるんどっけ…”
なんて、あたふたしていては先輩の怒りの矛先がこちらに向くことになります。
オペ看護師は性格悪い?まとめ
オペ看護師は手術で不安な患者さんにとって、手術室で唯一といっていいほど身近な存在。
そんな患者さんにとって優しさや、頼もしさを見せる反面、同職種の看護師とのやり取りなどでは責任感の表れからキツい面が見られることもあります。
全員が性格が悪いと言ったわけではありませんが、中には性格が悪いと誤解をされてしまう看護師もいます。
出来ることならお互いに、気持ちよく関わりたいですよね。
病棟看護師とオペ看護師も立場が変われば、お互いの気持ちが分かるのかもしれません…。
お互いがお互いに求めていることを理解し、歩み寄ることも重要かと思います。
また、オペ看護師になりたいと考えている人もいるでしょう。
今回あげたポイントを参考にしてみてくださいね。
先輩と上手く関わりながらも、やはり1番は患者さん。
素敵なオペ看護師になってくださいね。
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